神の正体

ヴィーナス「『結局神様ってなんなの?』ってのがわかってないから、みんな偽ものを神様だと思うんじゃないかな」

地球神「あなたの見てきた偽物の神様を教えてください」

ヴィーナス「困難に打ちひしがれてる人に『神はお前を試している!』って言う人間」

ヴィーナス「『神がお前を許さない!』って言って復讐する人間や、『神がお前を許さない!』って自分の理屈でマウントとる人間」

ヴィーナス「『これはカルマである!過去世にたいへん罪深い業があったのだ。反省して祈祷せよ!』ってふんわりしたこと言って、問題解決にならない人間」

ヴィーナス「『一生のうちにここまでやらないと永遠の命を手に入れることなく灰塵となるぞ』って言ってる人間」

ヴィーナス「『神のような愛をもて』と言ってリベラルな理想主義や社会に走りすぎる人間」

ヴィーナス「『神のような愛をもて』と言って、虐待された張本人に、虐待親を許す子供を強制する、幼稚な宗教かぶれとか」

地球神「だいたい人間でしたね」

ヴィーナス「『神はこうすることを望んでる!』って言って自分のやりたいことやらせる人間はたくさんいる」

地球神「いますね」

ヴィーナス「おまけにそいつら、『神はこうすることを望んでる!』って内容を自分で実践する気がちっともないんだよ」

地球神「無理って思うんです。努力する気もない」

ヴィーナス「でも大真面目に実践する人がいるとね……そんなのできるわけがないとか言って、邪魔するんだよ」

地球神「そろそろ神の正体に入っていいです?」

ヴィーナス「うん」

地球神「神の正体は、愛そのものなんて漠然としたものではありません」

ヴィーナス「そうだねー!」

地球神「世界を包み込むシステムなんかでもありません」

ヴィーナス「あったりまえー!」

地球神「神は愛であり、システムです。ですが、愛とシステムを考えられるのは、人格であるからなのです」

ヴィーナス「人型してるかはさておき、神は人格や個性があるってことはしっかり言っとかないとね!」

地球神「ええ。神はそれぞれ個性があり、人格があります

ヴィーナス「あと神の正体って聞いて私が思うこと言っていい?」

地球神「どうぞ」

ヴィーナス「始祖神はおじいちゃんみたいだったし、地球神はみんなのお父さんみたいだよ。みんな、色々個性あるけどさ、だいたい気さくで、あたたかい人格者だなって思った」

地球神「でしょう? たいていの神は人格者で、たいていの神は、あたたかいです

ヴィーナス「さりげなく性格悪いやつもいたって言いましたね」

地球神「ええ。性格悪いやつが神って名乗るので、神という概念がたいへんややこしくなったことについて人類に謝る必要があります」

ヴィーナス「地球神の親族以外の神は今度から役職名になったみたいだね!」

地球神「役職名なら、そいつが無能になった段階で適役を配属しなおすことができますからね。個人名ではなくなりました。
これによって得られるメリットは、人間が『この神様は信用なるだろうか……』と悩む手間がなくなることです。
それは人間が考えるにはあまりに難しすぎるし、判断材料が少ない。
ですから、神を名乗る者はつねに神としての役職・職務に値するスピリットであるというふうにしたほうがいいかなと思いました」

ヴィーナス「システム転向たいへんだね。がんばってね」

  • 最終更新:2018-02-08 12:06:54

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